非正規雇用の問題点と解決策

現在の日本で非正規雇用の人は4割を超えています。

hiseiki

非正規雇用という言葉自体が差別的な感じがしますが、最近になって「同一労働同一賃金」への改革が始まりました。

正社員であろうと派遣社員であろうと、同じ仕事内容であれば同じ金額の給与を支払うべきという改革ですが、これも当たり前といえば当たり前だと思います。

 

例えば、福岡の企業で働いている人が

「あなたは福岡県出身じゃないから給料は7割しかあげないよ」

と言われたら誰だって怒りますよね(^-^;

実績や経験年数以外で差をつけることは不当だと思います。

 

非正規雇用で働く人はどのような問題を抱え、社会全体としてはどのような問題があるのでしょうか。

 

非正規雇用で働く問題点

派遣社員やフリーターなどの非正規雇用で働く人の問題は主に、給料が低いこと、生活が安定しないこと、社会福祉が手薄いことの3つがあります。

 

言わずもがな、正社員とそうでない人とでは給料に大きな差があります。

正社員は長く勤めるほど給料が上がっていき50代でピークを迎えます。

50代であれば年収で500万円以上もらっている人も多くいるでしょう。

しかし、派遣社員やアルバイトには基本的に昇給がないので、ずっと同じ給与で働くことになります。

 

正社員1年目と派遣社員1年目ではボーナス分の差くらいしかありませんが、その格差は年々広がっていくことになります。

派遣社員は紹介料という形で派遣会社にマージンを取られるので、その分でも不利になってしまいます。

 

また、いつ職を失うかわからないということも非正規雇用の不安な点です。

アルバイトは社員よりも簡単に解雇されてしまいます。

基本的にアルバイトで結成した労働組合はないので、不当に解雇されても渋々従うケースがほとんどです。

派遣社員は、契約が更新されないかもしれないという点で不安定になってしまいます。

 

そもそも、派遣社員とは変動する仕事量に応じて人員を増減できるように作られたシステムです。

わかりやすいのは製造業で、繁忙期は普段の倍以上の人手が必要になりますが、閑散期はそれほど人手は必要ありません。

 

もし、繁忙期のために正社員を大量に雇用してしまうと、閑散期もずっと雇い続ける必要があるので、経営者としては使い勝手が悪い形になります。

 

若い人であれば派遣で職場を転々とするのもいいかもしれませんが、年を取ると体力的に厳しくなってきますし、雇ってくれる職場も少なくなってきます。

 

そして、3つ目の問題点が厚生年金や社会保険などの福祉が手薄いことです。

正社員であれば、厚生年金や社会保険料を会社が半分負担してくれるのでかなり助かります。

 

しかし、非正規雇用にはそういったサポートがないので、年金や健康保険を全て自分で支払う必要があります。

日本の社会福祉は、国→国民という形ではなく、国→会社→国民という形で分配されているので、正社員でない人はその恩恵を受けることが難しくなります。

 

非正規雇用がもたらす社会への影響

非正規雇用の方が不利な面が多いとはいえ、自分で望んで非正規雇用をしている人は問題ありません。

問題なのは非正規から正規への格上げが難しいことで、それにより格差が広がってしまうことです。

派遣社員が正社員になりたいと思ってもそのハードルは高く、年をとる程に正規雇用への道が険しくなってきます。

 

日本には「忠誠」や「献身」という考え方が根強いので、組織に貢献した人ほどその恩恵を受けることができるという形になっています。

 

正規雇用が勝ち組みだとすれば、新卒で正社員に採用され、その後もレールを外れなかった人しか生き残ることができません。

若い時に正社員になれなかったり、途中で退職してしまうと勝ち組のルートから外れて、正社員との間に超えられない壁ができてしまいます。

 

とはいっても、恵まれている正社員ばかりではありません。

過重労働が問題になっているように、一部の人に大きな負担が集中してしまっていることも事実です。

その大きな負担を多くの人で分配できれば、全体的な満足度は上がるでしょう。

しかし現実は、一部の人が美味しい思いをして、大半の人が苦汁を飲む形になっています。

 

非正規雇用をなくすこともできない

非正規雇用の待遇改善は急務ですが、それで会社が倒産してしまっては元も子もありません。

かつての日本のように大半の人が安定した環境で働くことが理想ですが、現在の日本でそれを実現することは不可能に近いです。

 

方向性としては、負担も報酬もできる限り公平に近づけていくことではないでしょうか。

一部の人に負担が集中して過労になったり、一部の人が楽して大金をもらうのは不公平ですし、社会にとっても良くないことでしょう。

 

国や会社という大きな組織は変化することが難しいですが、変わらなければ限界が避けられないように思います。


おすすめ特集シリーズ('ω')


>>【知らなきゃ損】車をできるだけ高く売る方法

>>返済が追いつかないくらいの借金を抱えたらやるべきこと

>>ダイエットをするならまず体内の酵素を増やさないといけない理由

>>【永久脱毛ができるのは美容クリニックだけ】脱毛サロンは一時的効果って本当?

コメントを残す

サブコンテンツ