過度な残業はなくならいのか!?長時間労働が当たり前?

あなたは月に何時間くらい残業していますか?

 

就職・転職の情報サイト「Vorkers」の調べによれば、

日本人の残業時間で最も多いのは月に30時間で15%、続いて40時間で14%、

20時間が13%でした。

 

日本人全体の残業時間は月に35時間くらいでしょうか。

月に25日働くとすると、一日当たり1時間半くらい残業していることになります。

 

これだけ見ると、労働環境がすごく悪いというわけではありませんが、

危険水準とされる残業が80時間を超えている人は7%、

100時間を超えている人は13%もいます。

 

ちなみに私は月に大体40~50時間くらい残業しているので、

平均より少し多めに残業しているようです。

 

今回は「残業」をテーマにして日本人の働き方について調べました。

最近、ニュースでも「残業代ゼロ法案」が話題になっていますが、

日本人の働き方は変わっていくのでしょうか。

 

 

古い日本人の労働観

私はシステムエンジニアの就職活動をしていた頃に面接で

「ウチの会社は残業はありません!」

と満面の笑みで面接官に言われたことがあります。

 

ただ、その後に

「残った仕事は家に持ち帰ってもらいます。それがプロってもんですよね?」

と言われました。

 

別の会社の面接では

「ウチは残業は終電まで、というのがキーワードです。

残業代はありません。

それでも、向上心の高い社員は2時、3時まで働いていますよ」

と言われました。

 

結局、私は別の業種で就職しましたが、これらの会社は面接の段階で、

キチンと残業について説明してくれたので、親切な会社だったと思います。

 

私が学生時代に通っていた予備校の先生は

「残業が月に100時間を超えたくらいで騒ぐのはおかしい!

私は休日もほとんど取らずに、150時間以上は残業してる!

しかも残業代はほとんどもらっていない」

と話していました。

 

日本ではバブル期から、残業=美徳とする考えがあったと思います。

また、残業する社員=頑張っている社員という評価も多いんじゃないでしょうか。

 

残業ばっかりする社員が出世して上司になると、部下にも同じことを求めるので、

残業体質がずっと続くのだと思います。

 

IT企業の部長とお笑い芸人を両立している、厚切りジェイソンさんは

「残業代とは、仕事ができない人へのご褒美」

と皮肉っています。

厚切りジェイソン

 

ジェイソンさんはツイッターで

「日本の企業では残業しないと大した給料がもらえない。

ダラダラと能率悪く仕事をして、残業前提にするのはバカバカしい。

それだと、グローバルな競争には勝ち残っていけない」

とツイートしていました。

 

ツイッターでも賛同する意見が多く

「たくさん残業するというのは、自分は無能ですと言っているようなもの」

「早く仕事を終わらせるほど、給料が低いというのはおかしい」

などの発言があります。

 

かつての日本人は企業戦士と言われるように、会社のために戦い尽くしてきましたが、

それは景気がよく、定年まで働けて毎年昇給もあったから続けられたことでしょう。

 

昨今では、ライフワークバランスという言葉を筆頭に、

労働時間を抑制しようという動きが盛んですが、現実はあまり変わっていません。

 

ノー残業デーを設定している企業もありますが、その日に残業しないために、

ノー残業デーの前後に多く残業すれば、結局意味がないと思います。

残業代ゼロ法案って大丈夫?

日本人の働き過ぎを抑制するために「残業代ゼロ法案」の成立が進められています。

この法案は、残業した時間に応じて賃金を支払うのではなく、

社員が出した成果によって賃金を支払うというものです。

 

これでダラダラ残業がなくなり、皆テキパキ仕事をして定時で退社!

健康的な生活ができて、プライベートも充実!

となればいいんですが、反対意見も多くあります。

 

まず、成果に応じて賃金を決める、という点ですが、

この成果という基準に、無理なラインを決められると大変です。

 

夜遅くまで働かないと捌けないようなラインを設定された場合、

残業代ゼロでずっと働くことになります。

 

また、テキパキ働いて仕事を終わらせれば、3時で帰宅できるかというと、

それは会社の雰囲気的に無理でしょう。

 

結局、この法案は「成果」という点が曖昧で、

企業側が現実的に不可能な成果を設定すれば、

社員は残業代ゼロで長時間働くことになります。

 

今のところこの法案は、年収1000万円以上の専門職のみに適用される予定ですが、

派遣法がそうであったように、労働者全体に広がる可能性もあります。

 

無駄な残業をなくそうと口で言うのは簡単ですが、実際は中々変わりません。

個より集団を優先する日本人の精神性から見ても、過度な残業は当分続きそうです。

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